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プロジェクトについて
現在国内外で生活空間のスマート化・DX化が急速に推し進められ、社会に正負様々な影響を及ぼし始めている。中でも本研究はリアルとバーチャルなWE(人間関係・絆・共同体)の貧困化というWE問題に焦点を当て逆にWEを再活性化するスマート化・DX化の処方箋を描く。
ここで言うWE問題とは、正確には、いかにしてリアルな生活環境での人々の絆の弱体化・人間関係の希薄化とバーチャル空間におけるスマートモビズム(群衆化)の蔓延(ヘイトトークの跋扈・フェイクニュースへの脆弱性)を防ぎ、リアルなWEを豊穣化しバーチャルなWEを健全化すべきかという課題である。本プロジェクトは人間・社会観の人文学的深掘りと文理・産官学連携による実証研究を密接に連関させることで、この課題に答える。
研究代表者
出口康夫(京都大学文学研究科・教授)
組織・体制



